コンテスト
受賞事例

【就労事例部門】MEP賞 ①
六川真紀
会社員/認定NPO法人タートル会員/JRPS東京会員

「多くの方のサポートで復職〜公私ともに充実した毎日を。」

2009年に視覚障害者として保険会社に入社しましたが、時が経つにつれ、パソコンの文字や書類が読みにくいなど、視力・視野の低下が進んでいました。継続就労が可能か不安になっていた頃、脳内出血で入院。5か月半、休職しました。目に関して産業医に相談したところ、ロービジョンに詳しいかかりつけの眼科医に私の状況を伝えてくださり、眼科医からは、音声読み上げソフトを使ってハソコンを操作するための訓練施設や支援団体を紹介していただきました。他方、会社人事担当者が訓練施設へ赴き、会社のパソコンにJAWS(音声読み上げソフト)を導入しました。復職後、就業しながら訓練施設での訓練や、ジョブコーチ(職場適応援助者)による訓練も受け、会社独自のシステムにも対応できるようになりました。ただ、暗がりの作業や書類の素早い読み込み、迅速な行動など苦手な作業はリーダーや同僚と共有し、サポートを依頼しています。また、障害者採用された社員を募り、会社組合とのヒアリングの場を設け、待遇や体調面での悩みについて話し合っています。社外では、支援団体のサロンや講演会で多くの方と交流し、公私ともに充実した毎日を過ごしています。

審査員コメント

産業医から眼科医へ情報提供が行われ、当事者団体と訓練施設につながり、在職者訓練とジョブコーチを利用して職務に適応するという、中途視覚障害者の職場復帰のモデルケースと言えます。一人で思い悩むのでなく、発言し、行動することで理解者を増やしたご自身の行動もいい変化を呼び込んだと思います。
六川真紀

六川真紀 会社員 認定NPO法人タートル会員 JRPS東京会員
2009年に11年間勤めた銀行を退職。同年、保険会社へ入社。営業企画部マーケティング室で経理、庶務、総務を担当。周囲の協力や定年まで勤め上げる目標を掲げた強い意志と行動で、視覚障害者が働きやすい環境を整備。労働大学校や社外人材交流会で復職に関する講演も行った。