コンテスト
受賞事例

【アイデア部門】日本財団ビジネスプラン賞
有限会社 時代工房

副音声台本を作成、再生する「ふくたろう」を使った共同作業。

 視覚障害者が映画などの動画を楽しむとき、画面で起こっていることを説明する副音声があれば、より内容を把握することができます。そこで、パソコン搭載のスクリーンリーダ向けの副音声台本を作成し、再生するアプリケーション「ふくたろう」を紹介します。
「ふくたろう」での副音声作成作業は、視覚障害者と晴眼者のペアで行われます。視覚障害者には外出が難しい方もいるので、作業を一緒に行う場合と、インターネットを介して遠隔で行う場合の2パターンを想定しています。

一緒に行う場合の作業手順は、

  1. 「ふくたろう」を使って動画を再生。
  2. 一時停止し、晴眼者が画面で起こっていることを視覚障害者に説明。
  3. 動画の流れや発話を邪魔しないような説明文を考える。
  4. 文章を動画に適用。

遠隔で行う場合は、

  1. 晴眼者が「ふくたろう」を使って動画を再生。一通り副音声を付与。
  2. できあがった箇所を録音したファイル(MP3)を作成し、インターネットで視覚障害者に送付。
  3. ファイル(MP3)を視覚障害者が聞き、感想を晴眼者に送付。
  4. 視覚障害者の感想を元に副音声を修正。

 副音声を利用する視覚障害者が作成に関わることで、より高品質な副音声の付与ができると考えます。

審査員コメント

動画に副音声や字幕を付与するアプリケーションは今後、視覚障害者や聴覚障害者が動画を活用していくためには必要なもの。副音声はスクリーンリーダを活用し、動画音声も阻害しないという発想が見事。その作成に視覚障害者が加わるとのことですが、具体的な歩みを期待します。
有限会社 時代工房

有限会社 時代工房
ウェブ制作会社、2004年創業。社内視覚障害者スタッフとともに、視覚障害者の就労可能性やQOLの向上についての実証実験を実施。「きけるおしながきユーメニュー(http://www.umenu.jp)」は、視覚障害者の外出支援を目指し、2007年のオープン以降、着実に利用者を増やしている。
http://www.jidaikobo.com